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スクール オブ ロック:ネイティブがよく使う英語表現・セリフ・フレーズを映画で勉強!これで英会話力・リスニング力は劇的に上昇する!

おすすめ度:

聞き取りやすさ:

使えるフレーズ:

映画の面白さ:

てぃー
この記事では、名作映画『スクール オブ ロック』から、ネイティブがよく使う表現、私も使ってみたいと思った表現、色々応用が効くものを中心に、厳選した44の重要表現・セリフをご紹介・解説しています。
てぃー
この記事で紹介している表現・フレーズを一通り勉強して、1~2回映画を観るだけでも、英会話力は間違いなく向上しますよ。

目次

映画『スクール オブ ロック』を使用した英語の勉強は、こんな人に おすすめ!

まず、映画を使用した勉強で大きく伸ばせるのは、『英会話力』『リスニング』です。

もちろん、英単語や文法に加え、英語字幕を利用すればリーディングも学べますが、それらを伸ばしたいなら他に良い教材はたくさんありますので、映画が最適な教材とは言えません。

また、リスニングの中でもTOEICのリスニングのスコアを伸ばしたいというような人も、TOEICの公式問題集などで勉強した方が圧倒的に効率がいいので、映画が最適な教材とは言えないです。

そうではなく、ネイティブの自然な英語を聞き取れるようになりたいという人(そういう意味での本当のリスニング力を上げたいという人)にとっては、映画は最適と言えますね。

映画「スクール オブ ロック」は小学校が舞台となっていることもあり、難しい文法・単語が多く使われているわけでもなく、また、会話のスピードも標準的であるため、無数にある映画の中では比較的英語が聞き取りやすい分類に入ります。

このため、てぃーぶろぐ(T BLOG)では「スクール オブ ロック」は、英語初級者(TOEIC400~600点程度)向けの教材としておすすめしています。

ただ、初級者向けにご紹介している映画とはいえ、当然ながらネイティブが普通に話していますので、比較的英語が聞き取りやすい分類に入るとはいえ、やさしくはないです。

TOEIC 900点くらいの人でも、リスニングに不安がある方は このレベルの映画から始めることをおすすめします(ネイティブの話す活きた英語は、TOEICの限られた単語のみ使われる会話、文法的に100%正しい 正確な発音の英語のリスニングとは全く違います)。

TOEIC 600点以上で これまでもある程度日常英会話の勉強をしてきた方で、スラングは学びたくない・ビジネス英会話を学びたいという方には、てぃーぶろぐ(T BLOG)で英語中級者向けにおすすめしている「プラダを着た悪魔」で勉強されるのが良いと思います。

以下の記事で、「プラダを着た悪魔」で使われている重要表現・セリフをまとめていますので、ご参考にしたいただけたら嬉しいです。

プラダを着た悪魔:ネイティブがよく使う英語表現・セリフ・フレーズを映画で勉強!これで英会話力・リスニング力は劇的に上昇する!

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TOEIC 400点にも満たない方は、映画での勉強を始めるのは少し早いと思います。

いったん中学英語から復習されたほうが、結果として近道になると思いますので、以下の記事などを参考に、まずは基礎レベルの英語力を身につけられることをおすすめします。

アイキャッチ画像(英語学習法)
社会人・大学生におすすめの自己投資No.1 は英語学習!効率的な英語勉強法を徹底解説!

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映画「スクール オブ ロック」では、主人公のデューイのセリフが圧倒的に多くなっています。

デューイはロックをこよなく愛する熱い男ということもあり、口がちょっと悪いです。

このため、映画内でスラングがかなり多く使われていますので、日常英会話ではなくビジネス英会話を学びたいという人には「スクール オブ ロック」は教材としてはあまり向かないかもしれません。

映画「スクール オブ ロック」を使用した英語の勉強はこんな人におすすめ!

  • TOEIC 400~600点程度の英語レベルの方で、日常英会話力、リスクニング力を向上させたい方
  • TOEIC 600~900点程度であっても、これまで中長期の留学や日常英会話のトレーニングはしてきておらず、ネイティブが話す英語が聞き取れない方
  • ビジネス英語というよりは、友人や同僚との日常会話が英語でできるようになりたい方
  • スラングをおぼえたい方
  • 映画を字幕なしで楽しめるようになりたい方

映画『スクール オブ ロック』のストーリー概要と登場人物

【ストーリー】

いつまでたっても大人になりきれないデューイはロックを愛する熱い男。

生活費を稼ぐ必要に迫られた彼は、バイト気分で名門小学校の代用教員になる。

ところがある日、ひょんなことから生徒たちの音楽的才能を発見。

”授業”と偽って子供たちとロック・バンドを結成したデューイは、念願だったバンド・バトルへの出場を目指す!

引用:Amazon 商品説明より

主な登場人物

デューイ・フィン(ジャック・ブラック):

子供たちに授業でロックを教える自由奔放なロック野郎。

彼の話す英語は、全く洗練されたものではなく、かなりフランクな(砕けた)英語であるため、学んでも正式な場やビジネスではなかなか使えませんが、友人や同僚と気軽に話す時には使えます。

マリンズ(ジョーン・キューザック):

規則を守り、厳しく子供を指導する、デューイが代用教員として働くことになった小学校の校長。

ネッド(マイク・ホワイト):

デューイの昔ながらの親友でルームメイト。代用教員の仕事をしている。

ネッドの留守中に、マリンズが校長を務める小学校から「急きょ臨時で代用教員をできない」かの電話がかかってきたが、たまたまその電話を取ったデューイ(ルームシェア分のお金も払えない貧乏)がバイト代わりにネットのフリをして引き受けてしまいます。

パティ(サラ・シルヴァーマン):

ネットの恋人。デューイのだらしなさに辟易としている。

映画『スクール オブ ロック』から学ぶ 英語の重要表現・セリフ おすすめ 44選

The band is about to hit it big time

この映画は冒頭、主人公のデューイが所属するバンドがクラブでロックミュージックを演奏しているところから始まります。

演奏の最後に、ステージからデューイが客席にダイブするのですが、(客席も全然盛り上がっておらず)誰も受け止めてくれなくて、そのまま床に落下... 演奏は終了します。

翌朝、デューイが自宅(親友のネッドとルームシェア中)の寝室で寝ていると、ネッドとその恋人のパティがデューイ元に来て、ネッドが立て替えている家賃2200ドルを取り立てます。

親友のネッドは やさしい男で、別にいいじゃないか... という感じなのですが、恋人のパティは美人ですがあまり感じが良くなく、ネッドに家賃を取り立てるよう強要しています...

そんなシーンで、デューイが言ったセリフが「Okay, you guys, the band is about to hit it big time」です。

「you guys」で「お前ら」(女性がいても、あるいは女性だけのグループでも「you guys」は使われます)、「be about to ...」で「... しそうな」、「hit it big」で「大当たりする」「大ヒットする」、「big time」は「非常に」「すごく」という意味のスラングです。

hit it big と big time で big が重複しているので 少し分かりにくくなっているのですが、セリフ全体の意味としては、「いいか、お前ら、俺たちのバンドは今まさに大ヒットしようとしているんだ」となります(そのセリフに続けて、「バンド・バトルという大会で優勝したら大金が入るので、その時にいくらか払うよ...」と続きます)。

ちなみにこのセリフだと、最後の time がなくても同じような意味になりますし、hit it big time を hit the big time としても同じ意味になります(「the big time」 で「トップクラス」「大スター」といった意味になります)。

I'm on this

ネッドとパティが滞納分の家賃をデューイから取り立てている時に、パティが少し熱くなって声を荒げた際に ネッドが言ったセリフです。

「I'm on ...」 あるいは 「I'm in ...」 で「... をしている最中」という意味になりますので、「I'm on this」は直訳では「私は今これをやっている最中です」となります。

ネッドはやさしい性格なので、このセリフの意訳としては「僕がやるから大丈夫だよ」「この件は僕がやることだから...(君が言わなくてもいい)」というような意味になります。

管理人てぃーも「I'm on a diet」(今ダイエット中)、「He is in a meeting」(今彼はミーティング中)などと普通に使っていましたが、「I'm on this」は少し新鮮だったため、取り上げてみました。

「今やっているところです」と言おうとすると、私の場合、今までは「I'm doing it now」などと言っていたのですが、今度「I'm on it」と言ってみたいと思います。

He doesn't come up with the rent.

デューイに対して家賃の取り立てをしている時に、パティがネッドに言ったセリフです。

セリフ全体としては「You tell him that if he doesn't come up with the rent by the end of this week, he's out of here」で、意味としては、「もし今週末までに家賃を用意できないんだったら、ここから出て行きなさいって彼に言ってよ!」となります。

「come up with」で「思いつく」「考え出す」「頑張ってひねり出す」という意味になりますが、このセリフでは、後ろに「the rent」(家賃)が来ていますので、自然な訳としては「工面する」「用意する」となります。

come up with はこれ以外にも、映画「スクール オブ ロック」の中で以下の2回のシーンで使われています。

「If you don't come up with the money, she's gonna dump me. She's fed up.」

家賃を取り立てている流れで、ネッドがデューイに言ったセリフです。

「君がお金を用意できなかったら、彼女(パティ)は僕を振るだろうね。彼女はうんざりしているんだ...」という意味になります。

gonna は going to の略なので、be going to で 助動詞 willと同じように未来を表します。

dump は ダンプカーのダンプで、「どさっと落とす」「投げ捨てる」というのが元の意味で、上記のセリフでは「(ネッドを)振る」という意味になります。

会社の社長やサッカーチームの監督を「解雇する」という意味でも使われたりしますね。

be fed up は 「うんざりしている」「飽き飽きしている」という意味です。

fed は feed (食べ物を与える、飼育する、育てる)の過去形・過去分詞形で「フェドゥ」と発音します。

feed の意味から「be fed up」の意味を類推するのは難しいので、おぼえるしかないですかね...

もう一つが、「We came up with some names for the band.」(いくつかバンドの名前が思いつきました)です。

これは、映画中盤で デューイが教え子の生徒たちにバンドの名前を決めておくように言うのですが、それを受けて後日生徒が先生に言ったセリフです。

came up with はよく出てくる熟語なので、覚えておいて損はないですね。

スクール オブ ロック (スクリーンプレイ・シリーズ) 

She's a nightmare.

一つ前の節で、ネッドがデューイに「If you don't come up with the money, she's gonna dump me. She's fed up.」(「君がお金を用意できなかったら、彼女は僕を振るだろうね。彼女はうんざりしているんだ...」)と言ったのですが、それに対し、デューイが以下のように返しています。

「Really? Because that would be a good thing. She's a nightmare.」(ホントか?それはいいことだな。この女は悪夢だからな...)

Nightmare は、発音は「イトメァ」で、 悪夢 という意味なのですが、あまり主語を人にして、このように nightmare を使うのを聞いたことがなかったので取り上げてみました。

ただ、この Nightmare は、管理人てぃーの周りの外国人もたまに使いますよ。

例えば友人に、先日あった最悪のことを話していたとします。

その説明が一通り終わったあとに「It's nightmare...」(本当 最悪...)みたいな感じですね。

なお、Naightmareに似た表現として、「Catastrophe」(米:カターストロフィ、英:タストロフィ)や「Disaster」(ディスター)があります。

「大災害」「大惨事」という意味で、通常は、大地震などの自然災害、大規模なテロのことを言いますが、それ以外にも、例えば、何か机の上でコップやペットボトルを倒してしまって、飲み物がこぼれてしまった時などに「Disaster!!」とちょっと大きめの独り言を言ったりしますね。

What's up? / What's going on? / What's wrong? / What's the matter?

日本語訳すると、どれも「どうした?」になりますが、若干ニュアンスが異なります。

What's up? と What's going on? は、相手の様子がいつもと少し違うようなときに使う「どうした?」「どうしたの?」と聞く時のフレーズです。

映画の中では、それぞれ以下のように使われています。

Hey! What's up? Is that a new song?(よう!どうしたんだ?新曲か?):

デューイの元々のバンドメンバーが歌を歌っていたところにデューイが現れていったセリフです。

Tomika, What's going on? What do you mean, you can't sing?(トミカ、どうしたんだ?歌えないってどういうことだ?)

映画「スクール オブ ロック」では主人公のデューイが元々自分が作ったバンドを他のメンバーからクビにされたため、代用教員として教えることになった小学校のクラスの生徒たちとロック・バンドを組んで、大会を目指します。

上記のセリフは、バンド演奏の本番直前に、生徒のトミカがデューイに「歌えない...」と言った時の返しで、デューイが言ったセリフです。

Hey, What's going on? Where is everyone?(おい、どうしたんだ?皆はどこだ?)

デューイと生徒たちがバンドのオーディションを受けるため会場に着いたのですが、会場に人がほとんどいなく、審査員やスタッフが撤収しようとしていたため、デューイがそこにいた審査員に言ったセリフです。

What's going on? は、上記以外でも、映画内で4~5回使われていますね。

なお、映画内では使われていませんが、What's happening? も What's going on? と同じ意味になります。

「What's up?」 は、「元気?」という 「How are you doing?」「How are you?」 と同じような挨拶として使われることもあります。

ただ、What's up は かなり砕けた、カジュアルな表現であるため、「元気?」の意味でも「どうした?」の意味でも、主に仲のいい友人や同僚に対して使われます。

一方、What's wrong? と What's the matter? ですが、wrong は「悪い」「問題がある」というような意味、matter は「事柄」という意味ですが、the matter となることで「悩み」「心配」というような意味になります。

wrong も the matter も、どちらかというと暗いイメージのある単語になりますね。

このため、What's wrong? と What's the matter? は、ぱっと見で相手が調子が悪そう、何か悩みがありそうな雰囲気の時に「どうしたの?」と聞きたいときに使います。

映画「スクール オブ ロック」の中では、以下のように使われていますね。

デューイ:I don't think I can go in there.

((保護者会会場の中に)入れそうもないな...)

マリンズ校長:What's wrong?

(どうしたのよ?)

デューイ: ... I'm not a teacher.

(俺は先生じゃないんだ...)

一年で一番重要な学校行事「保護者会」が始まる直前に、ネッドとパティに、デューイがネッドの名前を使って小学校で臨時の代用教員をしているのがばれてしまいます。

パティがそのことを警察に連絡していることを、この時点ではデューイはまだ知らないのですが、それでも もうネッドのフリをして教員を続けることは難しいと悟ったデューイが「自分は教師ではない...」と、保護者会会場の前でマリンズ校長に話しているシーンです(この時、マリンズ校長は、まだ話が全く読めていません)。

What's the matter? は、デューイが教えているクラスの学級委員長のサマーが、ある日の朝、自分が割り当てられたバンドの役割が気に食わずに、怒った様子でデューイに突っかかっていくのですが、その際にデューイが言ったセリフになります。

'cause

Because の Be を発音していないケースですね。ーズと発音します。ズと発音されることもあります。

なお、ズは cuz と書くのですが、チャットなどでも because の省略形として書かれることがあります。

because の省略形なので、意味は「なぜなら~」です。

映画では、デューイの元々のバンドメンバーが「今年はバンド・バトルに本気で挑む」とデューイに言った時に、デューイが以下のように返しているときに使われていました。

Good. 'cause I need the money.(それはいいな。俺はその金(優勝賞金)が必要だからな。)

このセリフを話していた時はまだ、デューイはバンドのメンバーのつもりだったのですが、直後にデューイはクビにされます。

gonna / wanna / gotta

gonna : going to , wanna : want to , gotta : got to のことです。

ネイティブが速く発音すると、to が ta()に聞こえます。

さらに to の前の単語と to が連結されて(リエゾンと言います)、前の単語の最後の子音(going の g , want / got の t)が消失し(リダクション)、最終的に gonna(ナ)、wanna(ナ)、gotta(タ)のように聞こえます。

会話だけでなく、仲のいい友人や同僚などにチャットやメールする時も gonna / wanna / gotta と書きますね。

gonna は通常 be動詞のあとに続けられて be going to で未来を表す熟語、 wanna は そのあとに動詞の原形がきて 〇〇をしたいという意味、gotta は have to と同じ意味で、そのあとに動詞の原形が来て、〇〇しなくちゃ という意味になります。(have to は「〇〇しないといけない」という意味ですが、gotta は親しい友人間で使う砕けた表現のため、「しなくちゃ」という訳の方が近いです)。

これらの省略形は、映画の中でも頻繁に使われます。

スクール オブ ロックでも、管理人てぃーが確認できただけで、それぞれ 5~10回程度使われていますね。

If we're gonna win this thing, we gotta actually start playing some music.

(もし俺たちがそれ(バンド・バトルという大会)で優勝したら、本気でちゃんとした音楽をやり始めないとな)

This is gonna be so much fun.

(とても面白そうね)

If you wanna rock, you gotta break the rules.

(ロックをやりたいならな、ルールを破らなくちゃいけない)

All you gotta do, you just gotta go there, just rock your heart out.

(お前がやらなくちゃいけないことは、ただあそこに行って、激しくロックして自分の心を揺さぶるだけだ)

You wanna go get some coffee with me?

(あなた、私とコーヒーを一緒に飲みたいの?)

You stay right there. I'm gonna go put on some music.

(そこにいてください。何か音楽をかけてきますから。)

下の2つの例では、動詞 go のあとに get(得る)や put(put on music で音楽をかける) といった動詞の原形が来ていますね。

動詞の後に動詞が来るのは、少なくとも管理人てぃーは中学・高校で習った記憶にないですが、頻繁にネイティブの会話では、このような崩れた?文法が使われます。

その時に、文法を理解するために頭の中で色々と考えてしまうと、その間にどんどん会話が進んでしまい、結局ネイティブが話している内容が分からなくなってしまいます。

細かいところは置いておいて、前後の会話なども含めて雰囲気で相手が言っていることを理解するように意識を変えたほうが、英会話力は上がりますよ。

上記は映画「スクール オブ ロック」内でgonna / wanna / gotta が使われているセリフの一例になります。

かなり多く使われていますので、聞き取れて瞬時に意味が分かる状態にしておくと、映画をより楽しめると思います。

You know what?

これも、スクール オブ ロックの中でかなり多く使われています(映画の中で合計10回以上は使われています)。

直訳すると「あなたは(What 以下に続くことを)知っていますか?」となりますが、実際は このフレーズにはちゃんと対応した日本語訳があるわけではなく、日本語字幕などを見てもシーンによって日本語訳が全然違います。

「ねぇ、知ってる?」「知ってるか?」と訳されることもありますが、「いいか?」「あのね...」と訳されることも多いです。

バシッと対応する日本語訳がないのですが、少し重要なことを言いたい、これから話すことに少し注目して欲しいときなどに、その直前にYou know what? を付けて注意を引くために使われますね。

You know what? は聞き流してしまっても会話としては成り立ちますので、無理に訳さないで このフレーズがないものとしてしまっても問題ないです。

映画「スクール オブ ロック」の中では、以下のように使われています。

You guys, you know what? You're nuts. You're all nuts.

(お前ら、いいか?お前らはバカだ。みんな狂ってる。)

ここでの nuts はアーモンドとかのナッツの意味ではなく、「気が狂っている」「バカだ」というような意味のスラングになります。

crazy(クィ)や insane(米:インイン、英:ンセイン)と同じような意味ですね。

You know what? Uh, you think I could cut out a little early today? I got some stuff I gotta do.

(あの... えー... 今日は少し早めに切り上げてもいいでしょうか? やらなくてはいけないことがありまして...)

代用教員として働き始めた初日に、デューイがマリンズ校長に聞いた質問です。

初日から早く帰りたいというのは少しやる気が感じられないですね...

gotta は got to の略で、have to に近い意味なのですが、「しなくちゃ」というようなかなり砕けたニュアンスになるので、初対面で、かつ自分が働く小学校の校長先生に使うような言い方ではないですね。

Now you know what? You guys have been doing real good in here. And if I was gonna give you a grade, I would give you an A.

(いいか?お前らは今まで本当によくやってきた。もし俺が成績をつけるなら、全員Aだ。)

これは、デューイが担当するクラスの生徒に言った言葉です。

You know what? I had a... a really nice time.

(あのね... 本当に素敵な時間だったわ...)

マリンズ校長とデューイが2人でお酒を飲みに行った帰りに、マリンズ校長がデューイに言った言葉です。

ちなみに、デートではないです。

コーヒーを飲みに行こうとデューイが誘って入ったバーがお酒しか置いてなかった(というかデューイがそういうお店を選んだ)ので、マリンズ校長も仕方なしにお酒を飲んだという感じです。

デューイは校長を酔わせて、校則で禁止されている課外授業(バンド・バトルに参加するため、生徒を外に連れ出さないといけない)の許可をもらおうとしていました。

上記は You know what? が使われているセリフの一例です。映画の中では、合計10回以上使われています。

なお、You know what と似たフレーズとして You know what I mean? というのがあり、これも スクール オブ ロック の中で2度ほど使われています。

これは普通の疑問形で、正確には Do you know what I mean? とすべきなのですが、会話ではよく Do を最初に付けないで、語尾だけ発音のトーンを上げて疑問形にすることがよくあります。

「私の言っていることが分かりますか?」という意味になり、先ほどの You know what? とは全く違いますので、間違えないように注意してくださいね(ちなみに Do you know what I mean? は、管理人てぃーも、例えば同僚に少し複雑なことや自分の考えを説明した後に、ちゃんと伝わっているかどうか確認するためによく使います)。

映画の中では以下のように使われています。

You know what I mean? What else makes you mad? Mechelle?

(俺の言っていることが分かるか? 他にムカつくことは? ミシェル?)

デューイが生徒たちに「ロックとは何か」を教える流れで、みんなムカついていることを言えと言います。

上のセリフは生徒のミシェルにデューイが言ったセリフです。

She is so much better live than she is on the album. You know what I mean?

(彼女はアルバムで聞くよりもライブの方がずっといいですよ。分かります?)

デューイがコーヒーを飲みに行こうとマリンズ校長を誘って連れて行ったバーで、事前に調べておいたマリンズ校長が好きなミュージシャンの曲をかけます。

上記は、その曲を聴いてマリンズ校長が盛り上がっているときに、デューイが校長に言ったセリフです(すべては課外授業を例外的に認めさせるためのデューイの戦略ですね)。

stuff

「もの」「こと」という意味で「thing」とほぼ同じですが、「stuff」(スフ) には「価値のないもの」「どうでもいいもの」といったニュアンスが含まれます。

stuff はネイティブとの日常会話でもよく出てくきます。

映画でもよく出てきますね。

スクール オブ ロックでも以下のように、5回程度使われています。

サマー: I wanna learn from my teacher.

(先生から何か習いたいんです)

デューイ: Besides that. Freddy, what do you like to do?

(それ以外だ。フレディ、何がしたい?)

フレディ: I don't know. Burn stuff?

(分からないよ... 火遊びみたいなやつ?)

デューイが代用教員として働いた2日目の朝、1日目に引き続き 全く授業をやろうとしないデューイに対して、生徒が「教えるつもりがあるのか?」と問います。

上記は、その問いに対して デューイが「好きなことをやれ」と言った後に続いた会話になります。

They do the classics. They do Beethoven, Mozart, Enya, that kind of stuff.

(ベートーベン、モーツァルト、エンヤとか... そんな感じのやつです。)

このセリフは、課外授業の許可をもらうために、デューイがマリンズ校長に 生徒をコンサートに連れていきたいと説明しているときに、そのコンサートで演奏される曲のジャンル・作曲家の説明をしているときのセリフです(実際は、生徒を課外授業に連れ出して、バンド・バトルというロックの大会に出席しようとしています)。

Math, English, science...., geography, history..... Anyway, you know, just all the stuff you want your kids to know, it's been covered, okay?

(数学、英語、科学...、地理、歴史......... まぁとにかく、あなた方が子供たちに知ってもらいたいと思っていること全てですよ。全部やっています。いいですか?)

上記は、小学校にとって一年で一番重要な行事である保護者会で、デューイが子供たちの親に対して、学校で何を教えているか説明しているときのセリフです。

stuff は thing と違って、少しバカにしているニュアンスが入っていると書きましたが、デューイがクラシックミュージックや数学などの勉強を小バカにしているのがセリフからも分かりますね。

Why don't you write your name on the board? / Why don't you all just call me "Mr. S".

デューイが代用教員といて働いた初日の最初の挨拶の場面で、「Why don't you 〇〇?」という疑問形が2度使われています。

直訳すると、「あなたは なぜ〇〇をしないのですか?」となり、日本語を見ると少しキツいというか怒ったような印象ですが、これは英語ではよく使われる文法で、自然な訳としては「〇〇しませんか?」「〇〇するのはどうでしょう?」というようになります。

Why don't you write your name on the board?(黒板にお名前を書くのはどうでしょう?)は、マリンズ校長が教壇に立つデューイに言った言葉です。

それに対し、デューイは「Yes. Yes, I will.」(はい。はい、そうします)と返答し、名前を書こうとするのですが、(親友のネッドに成り代わってきているので)ネッドの名字の Schneebly を書こうとしますが、スペルが分からず、最終的に Mr. S 以外の書いた文字を消して以下のように言います。

You know what? Why don't you all just call me "Mr. S"? (よろしいですか?皆さん、私のことを 単に "ミスター S"と呼びませんか?)

Why don't you ... ? はネイティブの会話でもよく出てくるので覚えておいた方がいいですね。

Here is the deal / What's the big deal?

deal という単語は、動詞であれば「取引をする」「扱う」(deal with 〇〇で「〇〇を扱う」)、名詞では「取引」「契約」「取り決め」という意味になります。

また、「問題」や「状況」という意味もあります。

Here is the deal? は直訳では「ここに取引(あるいは 取り決め)があります」となりますが、会話文では「いいですか?」「よく聞けよ?」「こうしましょう」といったように次に重要な話を始める時の前振りとして使われます。

You know what? も、これから少し重要なことを言いたい、これから話すことに少し注目して欲しいときなどに使われるフレーズでしたので、似てますね。

映画「スクール オブ ロック」の中では以下のように使われています。

All right, look, here's the deal. I've got a hangover. Who knows what that means?

(よし、いいか?お前らよく聞けよ? 俺は二日酔いなんだ。意味が分かるやつはいるか?)

デューイの小学校勤務初日の最初の授業の冒頭で、デューイが生徒たちに言ったセリフです。

また、「deal」を使った他のセリフとして、What's the big deal? (たいした問題じゃないだろ?)(何がいけないんだよ?)も映画中に出てきます。

この場合の deal は、「問題」や「状況」という意味ですね。

I've got a hangover / it means I was drunk yesterday / you are an alcoholic / get wasted

お酒に酔う、あるいはそれに関連するフレーズも映画の中で数回使われていましたので、ご紹介します。

成人であれば同僚・友人とお酒を飲むこともあると思いますので、覚えておいて損はないです。

以下は、デューイが最初の授業の冒頭で生徒と行ったやり取りです。

デューイ:All right, look, here's the deal. I've got a hangover. Who knows what that means?

(よし、いいか?お前らよく聞けよ? 俺は二日酔いなんだ。意味が分かるやつはいるか?)

生徒:Doesn't that mean you're drunk?

(酔っぱらっているって意味じゃないのですか?)

デューイ:No, it means I was drunk yesterday.

(違う。昨日酔っぱらってたという意味だ)

生徒:It means you're an alcoholic.

(アルコール中毒ってことでしょ?)

デューイ:Wrong.

(違う)

上の会話では、酔うという意味として、be drunk が用いられています。

これは get drunk でも同じのですが、酔いの程度としては、かなり酔ってはいるのですが、まだ意識としてはあるような状態です(「I got drunk last night」で「私は昨晩結構酔った」となります)。

映画「スクール オブ ロック」の中で got drunk も1回だけ使われていましたね。

Except for the time she got drunk at the alumni dinner.

(同窓会のディナーで酔っぱらった時以外はね)

alumni は同窓生という意味で、ラムナイ と発音します。

対して、泥酔しているような状態は、get wasted と表現します(「I got wasted last night」で「私は昨晩泥酔した」となります)。

これは、映画の中では、デューイが「ロックの本質は何か?」と生徒に聞いている時の会話で出てきました。

デューイ:Rock ain't about doing things perfect

(ロックってのは、完璧にやることじゃあない)

デューイ:Who can tell me what's it's really about?

(誰か、その本当の意味が分かるやつはいるか?)

生徒:Getting wasted?

(泥酔すること?)

デューイ:No. Come on. No.

(違う、おいおい、全然違う)

ちなみに、スクール オブ ロックの中では使われていませんが、ほろ酔いと言いたい時は、tipsy(ティプスィ)を使います(I'm tipsy / I get tipsy / I feel tipsy で「今、ほろ酔い状態」となります)。

ain't

ain't は be動詞(am, is, are)や 助動詞の have や has の否定形を表すスラングで、イントゥ と発音します。

最近では、do (does) 動詞 の否定形としても用いられることもあります。

かなり砕けた表現なので、あまり使わないほうがいいかもしれませんね(使うとしても仲のいい友人などに対してのみ使う)。

映画の中でも何度か使われていますが、いずれもデューイが使っています。

デューイは口が悪いですからね...

It was easy for you to give up music. It ain’t easy for me.

(お前にとっては音楽をあきらめることは簡単だったよな。俺にとっては簡単じゃねぇんだ)

これはデューイが昔ながらの親友のネッドに言ったセリフです。

But, hey, you know what? That's just one guys opinion. This ain't my band, it's our band. We all have a say.

(でもな、いいか?これはたった一人の人間の意見だ。これは俺のバンドじゃねぇ。俺たちみんなのバンドだ。俺たち皆に発言権がある)

いよいよデューイと生徒たちがロックコンサート「バンド・バトル」に挑む直前に、デューイが「演奏する曲は、デューイが作成した曲ではなくザック(生徒)が作った曲」をやるとメンバーに言います。

「自分よりザックの方が才能があり、うまい。それにザックの曲は俺の曲よりももっとロックしてる」と続きます。

そのあとに続けていったセリフが上記ですね。

Demerits

ディメリッツと発音します。Demerit の複数形ですね。

一般的な意味としては、質が低いことを表しますが、アメリカで特に学校で使われる時には、生徒につけられる罰点・バツ印の意味になります。

スクール オブ ロックの中でも罰点という意味で使われています。

日本語でメリット・デメリットと言いますが、このデメリットとは全然意味が違いますね。

我々が普段使うメリット・デメリットを英語で言いたい場合には、 pros and cons (プロズ アンド ンズ)と言います(もっと早く言うと、プロズンンズ と聞こえます)。

その他、日本語で言うメリット/デメリットは、Advantage/Disadvantage と言われることも多いですね。

I'm in charge now, okay? / You're in charge of everything.

「be in charge」で「担当者である」「責任者である」という意味になります。

デューイが代表教員として教えることとなった初日の最初の授業で、生徒が前の先生はこうしていたという説明を口うるさくデューイにしていたのですが、その際にデューイが言ったセリフが「Hey! You're not hearing me, girl. I'm in charge now, okay?」(おい!人の話を聞いてないだろ、お嬢ちゃん。今は俺が担任なんだ。いいか?)です。

また、「be in charge」は他のシーンでも使われています。

映画の中盤で、デューイが課外授業と称して 生徒をバンド・バトルのオーディションに連れて行くのですが、演奏しようと会場に入った時には 既に選考が終わっており(審査員やスタッフが撤収作業を行っており)、スタッフから「オーディションは終了した」と言われます。

その際にデューイが言ったセリフが「What? Who is in charge?」(なんだって?責任者は誰だ?)です。

上記は2つともデューイのセリフなので、日本語訳がかなり砕けた、好戦的になっていますが、「be in charge」は普通にビジネス英語としても使われます。

ちなみに、「〇〇の責任者である」「〇〇の担当である」と言いたかったら、「be in charge of 〇〇」と言います。

映画「スクール オブ ロック」では、デューイが学級院長のサマーをバンドのマネージャーに任命するのですが、その際に「Summer, you're in charge of everything.」(サマー、お前が全ての責任者だ)と言っています。

管理人てぃーも「be in charge of 〇〇」の〇〇のところにお客さんの会社の名前や、プロジェクト名称などを入れて、「I'm in charge of this project」 (私がこのプロジェクトの担当者です)などとよく使っていますね。

She's got you brainwashed, man.

「She's got you brainwashed」で「彼女があなたを洗脳した」となります。

She's は She has の略なので、She's got は She has got で have + 過去分詞の 現在完了形の文法となります。

また、get + 人 + 動詞の過去分詞形 で人を〇〇(過去分詞形の状態)にするという文法になります。

最後の 「, man」が付いていますが、これは仲のいい男どうしの会話で使われるスラングになります(大した意味はないです)。

「She's got you brainwashed, man.」は、デューイが親友でルームメイトのネッドに「バンドに入れてやる」と話した時に、ネッドが「遠慮する」と答えたのですが、その際にデューイが発したセリフで、この自然な訳としては「この女がお前を洗脳しやがったんだな」となります(ちなみにこの場にはネッドの恋人のパティもいて、「この女」はパティのことです)。

Guess what?

Guess は「推測する」「想像する」という意味の動詞になります。

what 以下は目的語なのですが、後ろに何も書いていません。

Guess what? (ッ)はそのあとに面白いことを言おうとしている時に、その直前で興味を引くためにいう言葉で、「ちょっと聞いてよ、(面白い話があるんだけど)何だと思う?」というような意味になります。

先ほど、「You know what?」(ッ)について説明しましたが、似たような使い方ですね。

awesome

ウサと発音します。

本来の意味は、「畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念を抱かせる」ですが、通常の会話や映画などでもよく使われる awesome は、この意味ではなく、「すばらしい」「すごい」「ヤバい」というような意味になります。

スラングですね。

管理人てぃーの会社にはイギリス人が多いので あまりawesomeを使う人はいないのですが、アメリカ人の友人との会話や映画などでは本当によく耳にしますし、以前やっていたオンライン英会話でフリートークをやっていた時にはフィリピン人の講師(通常アメリカ英語を話します)もよく使っていました。

最初、awesomeを辞書で調べても「おそれ多い」「おそれ敬う」みたいな意味しか出てこなく、その意味では全然会話が成り立たなくて、全然理解できなかったです。

映画「スクール オブ ロック」の中でも 5~10回程度使われていますが、いずれもスラングとして使われていますね。

Uh, you don't have to worry about that. We have awesome material, which I wrote.

(まぁ、そのことについては心配しないで大丈夫だ。俺が書いたすごいやつがあるからな)

これは、生徒がデューイに何の曲を演奏するんだと質問したときにデューイが答えたセリフです。

material は「素材」という意味ですが、presentation material (プレゼン資料)などのように使われることもあります。

このセリフでの material は「曲」という訳がふさわしいですね。

Okay, Freddy, that was awesome.

(よし、フレディー。すごくいいぞ)

生徒のフレディーの演奏が終わったとにデューイが言ったセリフです。

No, it's not a gimmick. I know they're kids, but they're awesome. Just listen.

(違う。これは余興じゃない。確かに彼らは子供だけど、凄いんだ。ちょっと聞いてくれ)

バンド・バトルのオーディション会場で、審査員がデューイに「バンドのメンバーが子供?」「なにかの余興か?」と聞いたときにデューイが返したセリフです。

You did it, man! Those lights were awesome!

(よくやったな! 照明すごかったぞ!)

バンド・バトル本番での演奏が終わった後に、デューイが照明担当の生徒に言ったセリフです。

It may sound easy, but nothing could be harder.

これはデューイが生徒たちに、ロックバンドを組むことは学校の課題だと説明しているシーンで、デューイがロックバンドについて説明した時のセリフです。

「It may sound easy, but nothing could be harder.」は「それは簡単そうに聞こえるかもしれないが、何よりも難しいんだ」という意味になります。

sound は「聞こえる」という動詞です。

「簡単そうに見える」と言いたければ、sound を look に変えればいいですね。

日常生活でも、簡単そうに見えるけどすごく難しいと言いたくなることはたまにあるような気がしましたので、このセリフを取り上げてみました。

「It may sound easy, but nothing could be harder.」は 単語・文法ともに特に難しいものは使われていないのですが、後半の文の主語が nothing になっているのは日本語にはない表現で、日本人からしてみると少しオシャレですね(「何もないものがより難しくなりうる」≒「これ以上難しいものはない」≒「もっとも難しい」となります)。

You could say that.

「You could say that.」は、通常、誰かの質問に対して返すセリフとして使われます。

これは、「that が指す内容をあなたは言うことができます」という意味になりますが、自然な訳としては「その通りだ」「そんなところだ」という意味になります(could は仮定法の could なので、「〇〇することができた」という訳にはなりません)。

「You can say that.」よりも仮定法を用いている分、少し弱い表現になります(はっきり言いきらないで、少しあやふやな表現にしています)。

映画「スクール オブ ロック」の中では、以下のように使われています。

生徒:Is this a school project?

(それは学校の課題なのですか?)

デューイ:Yes. And it's a requirement. And it may sound easy, but nothing could be harder. It will test your head and your mind and your brain too.

(そうだ。そしてこれは必修だ。簡単そうに聞こえるかもしれないが、何よりも難しいんだ。これで お前たちの頭、心、そして脳みそをテストする。)

生徒:Will other schools be competing?

(他の学校と競い合うのですか?)

デューイ:You could say that. You could say that every school in the state will be competing for the top prize.

(その通りだ。この州の全ての学校が最高の賞を目指して競い合うんだ)

これは、デューイが生徒たちにロックバンドをやらせるために、バンドをやることは学校の課題だと嘘をついている時の会話の一部です。

The thing is,

「The thing is,」の後には文章が続きます。

カンマ以下の文章を強調するために使うのが、この「The thing is,」で、「重要なことは...」「つまり...」「どういうことかと言うと...」といった意味になります。

映画「スクール オブ ロック」でも、The thing is, は、以下のように計5回ほど使われていますね。

The thing is, we're not supposed to get started until next quarter, but I think we should get a leg up on the competition, don't you?

(重要なことなのだが、本来なら次の学期まで取り掛かってはいけないことになっているんだ。ただ、コンテストに向けてスタートを切るべきだと思うんだ。そうじゃないか?)

これはデューイが生徒たちにロックバンドを組んで他校と競い合うことは学校の必修課題だと説明しているシーンで、デューイが言ったセリフです。

be supposed to do で「〇〇しなければいけない」「〇〇することになっている」、get a leg up on 〇〇 で「〇〇に取り組む」という意味です。

Thing is, I just want you to keep in mind, I wrote it in, like, fifteen minutues.

(重要なことはだな... 分かっておいてほしいんだが、俺はこの曲を15分くらいで作ったということだ)

生徒がデューイに「コンテストで何の曲を演奏するのか」と聞いたときに、デューイが「そのことについては心配しないで大丈夫だ。俺が書いたすごいやつがあるからな」回答するのですが、生徒が曲を聞かせて欲しいとお願いします。

デューイはしぶしぶOKするのですが、曲を弾く前に上記のような言い訳をしています。

ちなみにこのセリフでは、The thing is, の The が省略されて、Thing is, となっていますね。

I know, and you know what? It's perfect. But the thing is, rock is about the passion, man.

(分かってる。でも、いいか?演奏は完璧だよ。ただな、どういうことかって言うと、ロックっていうのは情熱なんだ)

これは、デューイが生徒のザックに「弾き方がぎこちない」「ロボットみたいだ」と言って、その生徒が「教わった通りにやっているだけです」と答えた時にデューイが言ったセリフです。

you know what? は、「ねぇ、知ってる?」「知ってるか?」と訳されることもありますが、ここでは、少し重要なことを言いたい、これから話すことに少し注目して欲しいときなどに使うフレーズで、「いいか?」「あのな...」というような意味になります。

Yes. The thing is, you guys, I ain't that good. I'm not.

(ああ。つまりな... 俺はそんなうまくねぇ。うまくないんだ)

You're ten and you're already better than me. Your song rocks harder, so let's play it.

(お前は10才で、既に俺よりうまい。お前の曲はもっとロックしてる。だからお前の曲をやろうぜ)

バンド・バトル本番では1曲しか演奏できないのですが、本番直前でデューイが自分の曲ではなくザックという生徒が作った曲を弾くと急きょ言います。

当然ザックは戸惑うのですが、その時にデューイがザックに言ったセリフが上記です。

ain't は be動詞(am, is, are)や 助動詞の have や has の否定形を表すスラングで、イントゥ と発音します。

Why not?

「Why not?」はいくつか意味があるのですが、よく使われるのは以下の2パターンです。

  • 相手が否定的なことを言った時、本来すべきと思う場面でしないと言った時などに「なんでやらない?」というような意味で使用
  • 誘いや提案を受けた時に、「もちろんいいよ」という意味で使用

(Why not? で「なぜしない?」という意味ですが、このケースでは、「なぜしない?」⇒「しない人がいるの?」⇒「しないわけないじゃないか!」「もちろんいいよ」となります)

上記のケースは両方ともよくネイティブとの会話で出てきます。

映画「スクール オブ ロック」では Why not? は一度だけ以下のように使われていますが、これは 上記の一つ目の意味ですね。

デューイ:Hey, what's up?

(よお、どうした?)

ローレンス(生徒):I don't think I should be in the band.

(僕はバンドのメンバーになるべきじゃないと思うんです)

デューイ:Why not?

(なんでそう思うんだ?)

ローレンス(生徒):I'm not cool enough. People in the band are cool. I'm not cool.

僕は全然かっこよくないですから... バンドの他のメンバーは皆かっこいいのに、僕はかっこよくない...

I'm counting on you.

count on you で「あなたを頼りにする」という意味になります。

これは日常会話でも使えるセリフなので選びました。

映画「スクール オブ ロック」でも count on は2度使われています。

Seriously, without a first-rate roadie crew, we'll never have a psychedelic show, and I can't live with that, okay? I'm counting on you.

(まじめな話、一流のローディーなしにはサイケデリックなショーはできないし、俺はそんなの耐えられないぜ、いいか?頼りにしてるぞ)

これは、デューイが数人の生徒に機材係を任命した時に言ったセリフです。

first-rate は「一流の」「一級の」という意味、psychedelicは 本来の意味は「幻覚剤によっておこる 幻覚や陶酔の状態、あるいは それに似ている様」ですが、ここではサイケデリック・ロック(1960年代後半に発生し流行したロック音楽の派生ジャンル)とかけて用いられています。

I can't live with that は「私はそのこと(that が示すこと)と一緒に生きることはできない」⇒「私はそんなの耐えられない」という意味になります(that はサイケデリックなショーが できないことを指しています)。

You're the lead guitarist. And we are counting on you for some style, brother.

(お前はリード・ギター担当なんだ。俺たちは お前のスタイル・センスに期待しているんだ、兄弟)

これは、ぎこちない・ロボットみたいな正確な演奏をする生徒のザックにデューイが言ったセリフです。

As for ... ,

As for 〇〇, で「〇〇に関しては」という意味になります。

これは 映画「スクール オブ ロック」の中では一度しか使われていませんが、管理人てぃーの会社の人もよく使う表現なので取り上げました。

映画の中では以下のように使われています。

As for me, I will be singing lead vocal and shredding guitar.

(俺に関しては... リード・ボーカルとギターの速弾き担当だ)

デューイが、クラスの生徒たち一人一人のバンド・メンバーとしての役(ギター、キーボード、コーラス、機材係など)を決めた後に言ったセリフです。

シュレッダー(紙を細断する機械)は日本語にもなっていますが、shredは「細断」という名詞、あるいは「細断する」という動詞の意味もあります。

また、shred guitar でギターの速弾きという意味もあり、上記のセリフではその意味で使われています(shredding guitar で「ギターを速弾きする」となります)。

As for 〇〇, は「〇〇に関しては」「〇〇については」という意味で、文頭で使われることが多いです。

このセリフでは、As for の後に人が来ていますが、人でなくても大丈夫です。

例えば、As for the project XX, で 「プロジェクトXXに関しては~」となります。

会社の会議で自分が抱えている幾つかのプロジェクトの説明をするようなケースで、最初のプロジェクトの説明を終えた後、2つ目のProject XXの説明に入る前に、上記のように「As for the project XX,」と言ったりしますね。

As for 〇〇 と同じような意味で As to 〇〇 があり、こちらもよく使われますが、As to の後ろにはモノを言わないといけないです(上記の例で言うと、 As to the project XX, は問題ないですが、As to me, はダメです)。

また、「〇〇に関しては」という意味で、As to, や As for, よりももう少しフォーマルな表現として(とは言え、社内外によらず、ビジネスの場でも普通に使われます)、「Regarding 〇〇, 」や「In terms of 〇〇, 」があります。

上記はどれもよく使われるので、覚えておいて損はないと思いますよ。

It's up to you.

It's up to you は決まり文句で、「あなた次第です」という意味になります。

映画「スクール オブ ロック」の中では、デューイが学級院長のサマーにバンドのマネージャーになることをお願いするシーンがあるのですが、そこでマネージャーについて説明する際に使われています。

I'm gonna be busy rocking out, so it's up to you making sure everyone is doing their job.

(俺はロックをするのに忙しい。メンバーの皆が各々の仕事をキッチリできるかどうかはお前にかかってる)

make sure もよく使われるフレーズで、「確かめる」「確認する」という意味と、「必ず〇〇する」「確実に〇〇する」という意味があります。

上記では、「必ず〇〇する」という意味で、「making sure everyone is doing their job.」で「確実に皆が自分たちの仕事をする」というような意味になります。

スクール オブ ロック (スクリーンプレイ・シリーズ) 

It's a work in progress.

in progress で「進行中の」という意味になります。

映画の中では、生徒たちがデューイに「作った曲を聞かせてくれ」とお願いし、デューイがしぶしぶ披露するのですが、歌い終わった後に言ったセリフが、「That's all I got so far. It's a work in progress.」(今できているのはここまでだ。まだ作り途中なんだ)です。

映画「スクール オブ ロック」の中では この表現は一度だけしか使われていませんが、現在進行中という表現はビジネスの場でもよく使う表現のため、取り上げてみました。

How's it going?

親しい人に対するあいさつで、「調子はどう?」「元気?」というような意味です。

速く発音すると「ィッ ーイン」と聞こえます。

How are you? も同じような意味で、フォーマルな場でも親しい友人や同僚に対しても使えますが、How's it going? は砕けた・カジュアルな言い方なので、親しい人向けのみに使います。

これに対する回答としては、I'm good / Good / Fine / Not too bad / Pretty good (いずれも「調子いいよ」という意味)などがあります。

こういう時、日本人は「まぁまぁ」みたいな回答をする人が多いと思いますが、英語でも同じ感覚で「Not bad」(「悪くはないかな」≒「まぁまぁかな」)みたいに返答すると、「なんで?」とか「どうした?」とかすぐ聞いてくるので、朝廊下ですれ違った時など会話するのが面倒な時なら、Good とか言っておくのが無難かもしれません。

相手もこっちの調子を聞きたいわけではなくて、本当にただの挨拶です(日本人で言う、朝あった時の「おはようございます」みたいな感じですね。外人も「Good morning」とか「Morning」は朝のあいさつで普通に言いますが、How are you? や How's it going? は、その別バージョンくらいの感覚に思っておいていいくらい、特に意味はないです)。

挨拶以外の使い方としては、例えば、「相手が最近(仕事や、株のトレードなど)何か新しいことを始めた」みたいなことを言った時に、「どうな感じだい?」「どんな調子だい?」と聞きたい時に「How's it going?」と言います。

映画「スクール オブ ロック」の中では、デューイが小学校内でマリンズ校長に会った時に「Hey, Miss Mullins. Hello. How's it going?」(やぁ、マリンズ校長。こんにちは。お元気ですか?)と言っています。

まだ会ってそんなに時間が経っていない、さらに校長に対して「How's it going?」を使うのはかなり馴れ馴れしいですね...

How do you do?

How do you do? は、「はじめまして」という意味と、「こんにちは」の2つの意味があります。

映画の中では、デューイが小学校の先生方が食堂で昼食を食べているところに行って、その際に最初のあいさつで使っています。

ただ、実際には「はじめまして」という時には、ほとんどのケースで「Nice to meet you」が使われます(ちなみに、以前会った人に後日また会った時には、Nice to see you と言います)。

「こんにちは」の意味では「How are you?」などの方が圧倒的によく使われますね。

How do you do? はビジネスなどで、かなり かしこまった場などでたまに使われる程度です(管理人てぃーは実生活ではあまり使っているのを聞いたことはないですが、たまに映画で聞きますね)。

誰に対しても砕けた・フランクな話し方をするデューイが、なぜこの場面だけ「How do you do?」という 固い、かしこまった表現をしたのかは謎です。

Would you care to join us?

Would you care to do...? で「〇〇するのはいかがですか?」「〇〇なさいますか?」という意味で、かなり丁寧な誘い文句になります。

映画「スクール オブ ロック」の中では、昼食時に食堂で、デューイが他の先生方が食事をしているテーブルの前に来た時に、先生が言ったセリフ「Would you care to join us, Mr. Schneebly?」(ご一緒なさいませんか?シュニーブリー先生)で使われています。

Would you を言わないで、Care to do...? とした場合には、だいぶカジュアルな表現になって、友達どうしなどで使われますね(「Care to come with us?」「 Do you care to come with us?」で「あなたも来ない?」となります)。

友達どうしなら、Do you want to come with us?(「あなたも一緒に来たい?」⇒「あなたも来ない?」)でもいいですね。

「Would you care to do...?」とほぼ同じ意味の 丁寧な表現として、「Would you like to do...?」がありますので、こちらも合わせて覚えておくとよいと思います。

Oh, my goodness / Oh, my gosh / Oh, my God

「Oh, my goodness」(ッネス)「Oh, my gosh」(ッシュ)「Oh, my God」(ッ)は全部同じ意味です。

場面によって意味合いが少し変わるのですが、「ウソでしょ!?」「すごい...」(サプライズやいいことが起きた時など)ですとか「最悪...」「なんてこった!」(あまり良くないことが起こった時など)の意味になります。

映画の中では、以下のように使われています。

デューイ:Oh, my goodness. Nice pipes, Tomika. Why didn't you raise your hand when I was looking for singers?

(何てことだ。すごい歌声じゃないか、トミカ。なんで俺が歌い手を探していた時に手を上げなかったんだ?)

生徒のトミカが、突然 バンドで歌を歌う役をやりたいと言い出し、デューイの前で歌声を披露します。

その時にデューイがトミカに言ったセリフが上記です。

デューイ:She is so much better live than she is on the album. You know what I mean?

(彼女はアルバムで聞くよりライブの方がずっといいんですよ。分かりますよね?)

マリンズ校長:Yes, yes. Oh my gosh, no comparison.

(そう、そうなの!すごいわ... 比較にならないの...)

デューイとマリンズ校長が2人でお酒を飲みに行ったのですが、そこでマリンズ校長の好きな歌手の歌をデューイがかけます。

その際の2人の会話が上記です。

マリンズ校長:That was incredible! That was incredible. Oh, my gosh, the lights and the guitar solos... Was it really you playing?

(信じられない、信じられないわ!なんてことなの?あの照明やギター・ソロ... 本当にあなた達がやったの?)

バンド・バトル本番での生徒たちの演奏終了後にマリンズ校長が生徒たちに言ったセリフです。

なお、映画では出てきていませんが、Oh, my goodness / Oh, my gosh / Oh, my God のそれぞれの単語の頭文字を取って OMGと言うこともよくあります(ー と発音します)ので合わせて覚えておいた方がいいですね(チャットなどではOMGと書くことが多いですよ)。

Shut the hell up!

「Shut up!」で「だまれ!」となりますが、Shut と up の間に「the hell」があります。

「hell」は「地獄」という意味です。「Go to hell!!」(地獄に落ちろ!!)などと使いますね。

ただ、日常会話での命令形や疑問形のセリフでよく使われる「the hell」は「地獄」という意味ではなく、「驚き」や「怒り」を表すための挿入句になります(スラングです)。

映画「スクール オブ ロック」では以下のように使われています。

デューイが生徒たちにロックとは何かを教えている流れで、生徒たちに「怒りを表せ!」「俺に向かってこい!」と煽っているシーンです。

デューイ:Who's got the guts to tell me off? Huh? Who's gonna tell me off?

(俺に食ってかかってこれるようなガッツのあるやつはいるか?ぇえ?誰が俺につっかかってくるんだ?)

フレディ:Shut the hell up, Schneebly!

(だまれ!シュニーブリー!)

デューイ:That's it, Freddy. That's it. Who can top him?

(それだよ、フレディー。それだ。誰か彼の上をいけるやつはいるか?)

guts は「内臓」という意味ですが、他にも「勇気」「根性」「ガッツ」という意味もあります。

ガッツは日本語にもなっていますね。

また、「tell 人 off」は「〇〇(人)を叱る」という意味の他に、「〇〇(人)をののしる」という意味があります。

That's it. は、自分が一通り話し終わった後に使った場合などでは、「以上」という意味になりますが、ここでの意味は「That」がフレディーが言った「Shut the hell up, Schneebly!」、「it」がデューイがやってみろ(食ってかかってこい)と言ったことを指します。

「まさにそれだよ」という意味ですね。

「top 人」の top は動詞で、「〇〇(人)を負かす」「〇〇(人)を上回る」という意味があります。

フレディーが言った「Shut the hell up, Schneebly!」は、the hell があることにより、怒りが表現されていますね。

What makes you mad more than anything in the world?

一つ前の「Shut the hell up!」が出てきたシーンでこのセリフも出てきています。

デューイが「自分につっかかってこい」と言って数人の生徒とやり取りした後に、続けて「What makes you mad more than anything in the world?」と生徒に聞きます。

make you mad で「あなたを狂わせる」、more than anything in the world で「世界の何よりも」という意味なので、このセリフを直訳すると「何があなたを世界の何よりも狂わせるのですか?」となります。

自然な役としては、「世界で一番ムカつくことはなんだ?」となりますね。

また、上記の流れで、デューイが生徒のミシェルに「What else makes you mad? Michelle?」(他にムカつくことは?ミシェル?)と聞いていますが、ここでも同じ文法が使われています。

make + 人 + 形容詞 はよく使われる文法で、例えば「最近何が忙しかった?」と聞くときなどに「What makes you busy recently?」などと言うことができます。

なお、映画の中で、似た文法として「You had me worried sick, man.」(お前はメチャクチャ俺を心配させたんだぞ!)というセリフも出てきています。

これは、バンド・バトルのオーディション会場で、生徒の一人のフレディーがいなくなってしまうのですが、見つけた後にデューイがフレディーに言ったセリフです。

worried sick は very worried とほぼ同じ意味で、すごく心配した状態を表します。

had の代わりに made を使って、「You made me worried so much!」などと言ってもいいですね。

これらも、よく使われる文法ですので覚えておいて損はないです。

I'm really ticked off.

tick 人 off で「〇〇(人)を怒らせる」「〇〇(人)をムカつかせる」、(教師や親が)「〇〇(生徒・子供)をしかる」と言う意味があります。

また、チェックボックスなどでチェックを入れる(パソコン上であれば、選択して✓マークを入れる)時に tick (ィック)という動詞を使います。

tick あるいは tick off で「チェック印を入れる」「チェックする」という意味になります。

映画「スクール オブ ロック」の中では、一つ前の節の「What makes you mad...?」の流れで、デューイが「I'm really ticked off.」(本当にムカつくぜ)というセリフを何度か使っています。

仲のいい友人や会社の同僚との会話で使えそうなフレーズだと思い、取り上げてみました。

スクール オブ ロック (スクリーンプレイ・シリーズ) 

Come on

ネイティブが感情が高ぶった時などによく使う come on は、なかなか訳が難しいのですが、「何言ってんだよ!」という感じの突っ込みとしての訳が一番しっくりくるような気がします。

その他、状況によっては「おいおい...」や「やめてくれよ」などと訳した方が自然な訳になることもありますが、いずれのケースでも、come on は、相手のセリフ、行動を否定したいときに使われます。

映画「スクール オブ ロック」の中でも come on は以下のようにかなり多く使われていますね。

(デューイの親友のネッドと恋人のパティが、デューイの家賃を取り立てようとしているシーンで、デューイが「バンド・バトルで優勝したら賞金が入る。そうしたら少し払ってやる」と言って後に)

パティ:Oh, give it up! Your band has never made two cents.

(もう諦めなさいよ! あなたのバンドなんて2セントだって稼いだことないくせに)

ネッド:Patty, come on, I'm on this.

(パティ、やめてくれよ。この件は僕がやることだから...)

(家賃の取り立てが少し続いた後に)

ネッド:If you don't come up with some money, she's gonna dump me. She's fed up.

(もし君が少しでもお金を用意できなかったら、彼女は僕を振るだろうね。彼女はうんざりしているんだ)

デューイ:Really? Because that would be a good thing. She's a nightmare.

(ほんとか?そりゃあ、いいことじゃないか。あの女は悪夢だからな)

ネッド:Come on. I may never have another girlfriend. I mean, just come on. Come up with some money, please. Please.

(やめてくれよ。僕は彼女に振られたら、もう一生彼女ができないかもしれないんだ。ほんとに頼むよ、少しでもお金を用意してくれよ。お願いだからさ...)

(デューイが生徒たちにロックとは何かを教えるにあたり、生徒に何かムカついていることを言えと言っているシーンです)

デューイ:So, what would you say to a bully? Zack?

(そうしたら、いじめっ子にはなん言うんだ?ザック)

ザック:I don't know.

(分からないよ)

デューイ:Now, come on. If someone was right up in your grill, what would you say?

(おいおい... もし誰かがお前の前に立って邪魔をしてきたらなんて言うんだよ?)

ザック:I don't know.

(分からないよ)

最後のデューイのセリフは少し難しいですね。

be in one's grill で「〇〇(人)の邪魔をする」という意味になります。

また、if 文では過去形、if 文の後ろの文では would が使われていますので、仮定法が使われていますね(現実では起こらないであろう仮の話をしているので)。

(生徒のザックが自分で作った曲を弾いていたところにデューイが来て、聞かせてくれと頼んでいるシーンです)

デューイ:What are you playing?

(なに弾いてるんだ?)

ザック:Just something I wrote.

(自分で作った曲だよ...)

デューイ:You wrote a song? Well, let's hear it.

(お前が曲を作った?よし、聞かせてくれ)

ザック:Nah, it's not that good.

(ダメだよ。出来がよくないんだ)

デューイ:Come on, I wanna hear it.

(おいおい...なに言ってんだよ。 聞きたいんだよ)

なお、上記では、相手の言ったことや行動を否定する、突っ込みとしての「come on」の説明をしましたが、それ以外にも「こっちに来い」「早く来い」「さあ行け」という意味でも使われます。

映画でもこの意味で、以下のように使われていますね。

生徒A:Clear.

(異常なし)

生徒B:Come on. Go, go, go!

(さあ、行け!行け!行け!)

デューイ:Let's get in. Around the corner. Come on.

(乗り込むぞ。角を曲がったところだ。さあ、行け)

これは、バンド・バトルのオーディションに参加するため、デューイがバンドメンバーを学校から連れ出し、車に乗り込もうとしているシーンでの会話です。

We shouldn't take no for an answer.

We shouldn't take no for an answer は、直訳すると「私たちは、Noという答えを受け入れるべきではない」となります。

自然な訳としては、「諦めるべきではない」となります。

バンド・バトルのオーディションに向かったデューイと生徒たちですが、会場でデューイが審査員にオーディションは受けれないと言われ、途方に暮れていた時に、学級委員長(バンドのマネージャー)のサマーが言ったセリフが「We shouldn't take no for an answer」(諦めるべきじゃないわ)です。

管理人てぃーも、友人や同僚などが、何か自分の考えが受け入れられずに落ち込んでいる場面などがあれば「Don't take no for an answer.」(諦めるなよ)と言って励ましてみようと思います。

I've been dying to ask you.

dying は die (「死ぬ」という意味の動詞)の現在分詞系(現在進行形)で、「死にかかっている(状態)」という意味になります(イイン と発音します)。

I've been dying to ask you. は直訳すると「私はあなたに尋ねるために死にかかっている状態だった」で、自然な訳にすると「私はずっと、あなたにどうしても聞きたかったことがあります」となります。

映画「スクール オブ ロック」で デューイとマリンズ校長が2人で飲みに行ったシーンがあるのですが、そこでマリンズ校長が 自分の小学校のレベルが他の小学校と比べてどうなのかをデューイに質問する際にこのフレーズが使われています。

プライベートでも仕事でも使えそうなフレーズであったため、取り上げてみました。

You're just saying that.

You're just saying that. は直訳すると「あなたはそれをただ言っているだけ」となりますが、自然な訳としては「口先ばっかり!」「お世辞言わないで!」「思ってもいないことを言わないでよ!」というような意味になります。

1つ前の「I've been dying to ask you.」の節で、マリンズ校長がデューイに自分の小学校のレベルが他の小学校と比べてどうなのかを質問するシーンを説明したのですが、そこでの会話で「You're just saying that.」は使われています。

マリンズ校長:In your experience, how does Horace Green compare to the other schools that you've taught at?

(あなたの経験から言って... ホレス・グリーン小学校は、あなたがこれまで教えてきた他の小学校と比べてどんな感じ?)

デューイ:Oh, your school is the best.

(ああ、あなたの学校が一番ですよ)

マリンズ校長:You're just saying that.

(お世辞ばっかり!)← 謙遜しつつも、少し嬉しい様子

また、「You're just saying that.」と似たセリフは以下のシーンでも使われています。

バンド・バトルのオーディション会場で、コーラス担当の小学生トミカが「自分が太っていて、どうせみんなに笑われるから歌えない...」とデューイに言い出します。

そのシーンでデューイがトミカにかけた言葉が以下です。

Tomika... Hey, you've got something everybody wants. You've got talent, girl. You have an incredible singing voice. And I'm not just saying that.

(トミカ... あのな、お前には皆が欲しいと思う何かがあるんだ。お前には才能がある。お前の歌声は信じられないくらい凄いんだぞ。心からそう思ってる)

「You're just saying that.」「I'm not just saying that.」も覚えておくと、日常生活で使う機会がありそうですね。

No way.

No way. は「まさか!」「嘘だろ!?」といった驚きを表す意味や「無理無理!」「絶対嫌だ!」といった強い否定の意味があります。

映画「スクール オブ ロック」でも以下のようなシーンで3~4回使われています。

マリンズ校長:You know, this is the first time any teacher has ever asked me to do anything outside of school.

(あのね、先生方が学校の外で何かしようと誘ってくれたことなんて今までなかったのよ)

デューイ:No way.

(まさか)

マリンズ校長:Yeah, it's... it's true. In six years.

(いいえ、本当よ。6年間一度もなかった)

上記は、デューイがマリンズ校長にコーヒーを飲みに行きましょうと誘って(実際はお酒しか置いてないバーに連れて行きました)、2人で飲んていたシーンがあるのですが、そこで2人が交わした会話になります。

また、以下のセリフでも「No way.」は使われています。

バンド・バトルの会場で、生徒の一人ザックが他の参加者から「何歳だ?」と聞かれるシーンです。

参加者A:Oh, hey, wait. Stop. Come here, guys. You guys rock. Dude, how old are you?

(おい、待て、待てよ。こっちこいよ。お前たち最高だな。何歳だ?)

ザック:Ten.

(10歳)

参加者A:Ten? No way, dude. How long you been playing, man?

(10歳?嘘だろ?演奏を始めてどれくらい経つんだ?)

About three years. I used to play classical, but now I play rock.

(だいたい3年くらい。前はクラシックをやっていたけど、今はロックだね)

上記のセリフ内に dude(デュドゥ) という単語がありますが、これは文章の最後に付けて「お前」という意味で使われることが多いスラングです。

映画「スクール オブ ロック」の中でのこの意味で何度も使われています。

文の最後に付けられる「, man」と似ていますね。

dude には、「お前」という呼びかけの意味の他に、驚きや突っ込みを表す「おいおい...」といった意味もあります。

dude は他の映画でもたまに出てくるスラングなので覚えておいて損はないと思います。

また、上記のセリフで、参加者Aが「How long you been playing, man?」と言っていますが、正確には「How long have you been playing, man?」ですね。

本物の会話では、Toeicなどのリスニング音声と違って正確ではない文法が使われることが多々あるので、雰囲気で意味をくみ取る能力が非常に重要になってきますよ。

この節では、日常英会話や他の映画でもよく使われる表現として「No way.」を取り上げました。

When it comes to their kids, these parents, they have no sense of humor.

これは、デューイとマリンズ校長が2人で飲みに行ったときに、マリンズ校長が「過去6年間先生方から学校の外で何かをやろうと誘われたことがなかった」と言い、続けて「私は皆に憎まれている」、「自分も昔は面白い人だった」「校長という立場ではただ愉快にはしていられない」というような話をするのですが、その際に生徒たちとそのご両親のちょっとした悪口を言った際のフレーズです。

have no sense of humor は「ユーモアの無いセンスを持っている」⇒「ユーモアのセンスがない」という意味になります。

マリンズ校長がこのフレーズを使った時の一連のセリフは以下です。

マリンズ校長:They hate me.

(彼らは私を憎んでいるのよ)

デューイ:No. They don't.

(いや、そんなことないですよ)

マリンズ校長: Yes, they do. They sure do. I can see. I wasn't always like this, you know. I wasn't always would this tight.

(いいえ、憎んでいるのよ... 間違いないわ。私には分かるの。私だって、前はこんな感じじゃなかったのよ)

マリンズ校長:There was a time when I was fun, I was funny. I was.

(私にだって楽しいときもあったのよ。私も愉快だった。前は...)

マリンズ校長:But you can't be funny and be the, the principal of a prep school. No, you cannot, because when it comes to their kids, these parents, they have no sense of humor.

(でも、私立学校の校長では愉快には振る舞えないわ。そんなこと できないのよ。だって、子供たちやご両親ときたら全然ユーモアのセンスがないんだもの...)

「have no sense of humor.」 で「センスがない」ですが、「have an odd sense of humor」「a strange sense of humor」 で「センスがおかしい」、「have a good sense of humor」で「センスがいい」となります。

他の映画でもたまに出てくるフレーズですし、管理人てぃーも同僚との会話で使えそうと思い、ご紹介してみまいた。

Are you mad at me or something?

mad (ドゥ)は「気が狂ったような(状態)」を表す形容詞です。

Are you mad at me? は直訳すると、「私に対して気が狂っているのですか?」となりますが、自然な訳としては「怒っているのですか?」となり、 Are you angry at me? とほぼ同じ意味となります。

管理人てぃーも、同僚や上司と話していて、たまに相手が熱くなって怒っているような雰囲気があったケースは過去に何度か経験があるのですが、その際に「Are you angry?」ですとか「Are you getting angry?」などと言ってしまっていました(私のケースだと、たいてい本気で怒っていたわけではないので、「haha, No!」みたいに言ってくれて場が和んだ記憶です)。

もちろん それはそれで悪くないのですが、もし次に機会がありましたら、「Are you mad at me?」と言ってみたいと思います。

映画「スクール オブ ロック」では、以下のシーンで「Are you mad at me or something?」が使われています。

デューイとマリンズ校長が2人で飲みに行ったときに、デューイが子供たちを校外学習としてクラシックのコンサートに連れていく許可を取ったのですが(実際はバンド・バトルに参加する予定)、後日学校でマリンズ校長に会ってその話をした際にマリンズ校長が「忘れていた」「やはりそれは難しい」と言います。

その後に続く会話が以下です。

デューイ:But you said, remember you said, we could make an exception, and the kids are all excited about hearing some Mozart.

(でも、あなたが言ったんです。思い出してください。例外もあり得るって... 子供たちはモーツアルトの曲を楽しみにしているんです)

マリンズ校長:I know, but the preparations, there's not enough time. I don't know anything about it. Where is it?

(分かってるわ。でも準備がいるの。時間が足りないのよ。詳細は何も知らないし... 場所はどこなの?)

デューイ: Well, I've got it all covered. What's going on, are you mad at me or something?

(えー... 私が全部手配済みです。どうしたんですか?私に対してか、何かに怒ってるんですか?)

マリンズ校長:No, no, Ned. I'm sorry.

(いいえ、いいえ違うわ、ネッド。ごめんなさい)

What's going on? は、相手の様子がいつもと少し違うようなときに使う「どうした?」「どうしたの?」という言葉で「What's up?」とほぼ同じです。

What's going on. や What's up? は、映画「スクール オブ ロック」の中でも 何度も使われていますし、他の映画でもよく出てくるフレーズです。

... or anything (something) like that.

... or anything (something) like that. は、何か例を挙げて説明したの文末に付ける「〇〇とか、そんなようなもの」という意味のフレーズになります。

これは、日常英会話でもビジネス英会話でもよく出てきますね。

映画「スクール オブ ロック」の中では、マリンズ校長がネッドに、保護者会に出席してくれないかと頼んでいるときに使われています。

Ned, would you mind coming with me tonight to Parents' Night? It wouldn't be a date or anything like that.

(ネッド、今晩の保護者会に一緒に出てくれない?デートとかそういうのじゃないからね。)

上記の文では、文章が否定形になっているので anything が使われていますが(疑問形の場合にも anything が使われます)、肯定文の場合には something like that. となります。

例えば、以下のような使い方ですね。

I usually spend time at home during weekend watching movies, reading comic books or doing something like that.

(私はいつも週末は、家で映画を観たり、漫画を読んだりして過ごしています)

Got it?

Got it? (ガ?)で「分かった?」という意味です。

Do you understand? と似た意味ですが、よりカジュアルな表現になります。

Got it? は相手に対して、自分の言っていることが「分かった?」と聞きたいときに使うフレーズですが、相手が言っていることに対して自分が理解を示すときや「分かった」と言いたいときには、「I got it」(リッ)や「got it」(リッ)、あるいは「I see」(イ スィー)と言いますね(よりフォーマルな場では「I understood」や「understood」(アンダストゥドゥ:understand の過去形)と言った方がいいです)。

ちなみに、管理人てぃーの職場でも、自分の考えを示した上で、「宜しいですか?」「理解できますか?」と聞くシーンというのはよく出てくるのですが、その際には「Do you understand?」「Got it?」とはまず言わず、殆どのケースで「Make sense?」「Makes sense?」「Does it make sense?」というフレーズが使われます。

Make sense で「理にかなう」「筋が通る」というのが直訳になるのですが、上記のように疑問形で使われている場合には、相手がちゃんと自分の言っていることが理解できているかの確認として「宜しいですか?」「問題ないですか?」というような意味になります。。

ちなみに「Make sense?」と聞かれたときは、たんに「Yes」ですとか、「Yeah, it makes sense.」などと答えます。

説明されたことに対して「それは理にかなっていない」「それは筋が通っていない」「納得いかない」と言いたい場合には、「It doesn't make sense.」「Doesn't make sense」と言いますね(相手の意見を否定するわけですから、自然な会話の流れとしては、その後に自分がなぜ納得できないのかを説明することが多いと思います)。

映画「スクール オブ ロック」の中では、デューイが偽の教師ということがバレた後に、生徒の一人 フレディが「今までやってきたバンドは無駄だった」とクラスメートに言うシーンがあるのですが、他の生徒 ローレンスがデューイをかばい、フレディーに「黙れ」と言います。

それに怒ったフレディーが突っかかりそうになるのですが、その際に、女生徒のトミカが以下のセリフを言っていて、その中で「Got it?」が使われています。

トミカ:Hey! If you touch him, I'll shove those sticks down your throat. Got it? Mr. S was cool. And we worked too long and too hard not to play the show.

(ちょっと! 彼に触れたら この棒をあんたの喉に突き刺すわよ。分かった? S先生(デューイのこと)は素晴らしかった。そして、私たちはとても長い時間、とても一生懸命やったんだから、今さらショーをやらないことなんてできない)

フレディー:Well, okay. So what are we supposed to do?

(分かったよ... じゃぁ俺たちはこれからどうするんだよ?)

アリシア:I say we get out of here and play the damn show.

(ここを抜け出して、すごいショーをやるのよ)

too 〇〇(形容詞) to △△(動詞) で、「〇〇過ぎて△△できない」という意味ですが、トミカのセリフでは、too 〇〇 not to △△ となっているため、「〇〇過ぎて△△しないことはできない」という意味になります。

また、上記のセリフで、be supposed to do という熟語も使われています。

これは、「〇〇しなければならない」という意味になり、よく使われますね。

なお、「Got it?」は、映画「スクール オブ ロック」の中では上記の一回しか使われていません。

ちなみに管理人てぃーは、今まで日常会話で「Got it?」というのは使ったことがなく、相手が私に対して使ってきたことも あまり記憶にないです(肯定形で「I got it」「Got it」はよく使います)。

かなり親しい相手に「分かった?」と聞くときに使う感じですかね。

You did it, man!

You did it! は相手がいいか結果を出したときにかける言葉で「よくやった!」「凄いじゃないか!」というような意味になります。

最後の「, man」は親しい相手に使う呼びかけのスラングで「お前」という意味になります。別に訳さなくても意味は通じますね。

映画「スクール オブ ロック」では、バンド・バトルで素晴らしい照明の演出をした生徒に対して、デューイが以下のように使っています。

Dude! You did it, man! Those lights were awesome.

(おい、凄いじゃないか!やったな。照明すごかったぞ!)

Dude(デュドゥ は man と同じように「お前」という意味の呼びかけのスラングとしても使われますが、その他にも 驚きや突っ込みを表す「おいおい...」といった意味もあります(その意味でもスラングです)。

上記のセリフでは、文頭で用いられており、驚きを表していますね。

awesome(ウサ)は、本来の意味は、「畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念を抱かせる」ですが、通常の会話や映画などでもよく使われる awesome は、この意味ではなく、「すばらしい」「すごい」「ヤバい」というような意味になります。

これもスラングですね。

On behalf of the Battle of the Bands, I'd like to present ...

On behalf of 〇〇 で「〇〇を代表して」「〇〇の代わりに」という意味になります。

映画「スクール オブ ロック」の中では、バンド・バトルで全ての演奏が終わって、主催者が優勝者を発表するシーンで使われています。

On behalf of the Battle of the Bands, I'd like to present this check for twenty thousand dollars.

(バンド・バトルを代表して、2万ドルの小切手を贈呈したいと思います)

I'd like to 〇〇(動詞の原形)は、「私は〇〇したい」という意味で、I want to 〇〇 よりも丁寧な言い方となります。

親しい友人や同僚に対してであれば、I want to do (あるいは省略形の I wanna do)で全然問題ないですが、ビジネスの場やホテル・レストランなどのスタッフさんなどに対して「〇〇したい」と言う場合には、「I'd like to do」を使った方がいいですね。

なお、管理人てぃーは仕事柄、英語のメールをよく受け取るのですが、誰かの代理でメールを送信する(例えば、Web ミーティングの案内状を送付するなど)ケースがあるのですが、そこでも on behalf of は使われますね。

On behalf of Michael, I send an invitation of the web meeting on sales strategy on next Wednesday.

(マイケルの代わりに、次の水曜日に行う営業戦略Web会議の案内を送付します)

この記事では、映画『スクール オブ ロック』で話されている重要表現・セリフのうち、管理人てぃーも実際によく聞くもの、私もぜひ使ってみたいものをご紹介しました。

本当はもっとご紹介したい表現もあったのですが、コンパクトにまとめるため、44個のセリフを厳選しています。

もし、ここでご紹介した重要表現・セリフを気に入っていただけた方で、『プラダを着た悪魔』で使われている他の表現も勉強したいという方は、名作映画完全セリフ音声集(スクリーンプレイ・シリーズ)をおすすめしますよ。

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なお、名作映画完全セリフ音声集を使用した効率的な勉強法は以下の記事でご説明しています。

『英語の勉強におすすめの映画はコレ!』英会話力・リスニング力が劇的に上がる勉強法も徹底解説!

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映画『スクール オブ ロック』を無料視聴して、勉強した英語のセリフを聞き取る!これでリスニング力は大幅上昇!

この記事で学んだ44の重要表現、セリフが実際に映画の中で使われているところを聞くことによって、さらに理解が深まります。

映画『スクール オブ ロック』を観たことのある人もない人も、無料で視聴できますので、ぜひ覚えたことを忘れないうちに観てみてくださいね。

映画『スクール オブ ロック』を無料視聴する方法は以下の記事でまとめています。

名作映画を無料視聴できる『おすすめの動画配信サービス(VOD)はコレ!』

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映画『スクール オブ ロック』で勉強した英語のセリフを実際に使う!これで英会話力は大幅上昇!

映画の中でネイティブが使っているセリフを聞き取れるようになったら、最後の仕上げとして、自分でも実際に使ってみて体に覚えこませましょう。

やはり、せっかく覚えたものでも使わないとすぐ忘れてしまいますからね。

周りに英語が話せる外国人がいる方は、英語でのコミュニケーションをとりながら使っていくのがいいと思いますが、ほとんどの方は なかなか気軽に英語を使える環境にないと思います。

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管理人てぃーもこれまで複数のオンライン英会話をやってきましたが、その経験も踏まえてオンライン英会話スクールのおすすめランキング記事をまとめています。

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この記事で学んだ表現・フレーズを無料体験でガンガン使って定着させていただけたら嬉しく思います。

『映画で学んだお気に入りの英語表現・フレーズを使いこなす!』おすすめオンライン英会話ランキング

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この記事では、映画「スクール オブ ロック」で使われているセリフのうち、管理人てぃーが英語ネイティブとの会話の中でよく聞く表現、言い回し、フレーズや、私が今後使ってみたいと思ったフレーズを中心に幾つか抜粋し、解説しました。

「スクール オブ ロック」以外でも、英語の勉強に適した映画はたくさんあります。

以下の記事では、英語学習者のレベル別に、おすすめの映画をご紹介しています。

また、映画を使用した効率的な勉強法も解説していますので、ぜひ皆様の英語学習のご参考にしていただけたら嬉しいです。

『英語の勉強におすすめの映画はコレ!』英会話力・リスニング力が劇的に上がる勉強法も徹底解説!

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この記事を書いた人

管理人てぃー

管理人てぃー

転職のために、TOEICは2回のみ受験経験あり(1回目:600点、2回目:855点)

TOEIC TOTAL SCORE

2回目のTOEIC受験後、バリバリの外資系企業に転職し、外国人と毎日 英語で仕事をしていますので、当時よりも間違いなく英語のリスニング力は上がっていると思います(転職後5年以上たちます)。

ちなみにTOEICを受けたのは、この記事でご紹介した映画を利用した勉強法の実施前です。

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